国際協働のマネジメント
欧米におけるトヨタの製品開発

国際協働のマネジメント
  • 石井真一 著
  • 発行年:2013/12/20
  • ISBN:978-4-8051-1028-7
  • Cコード:C3034
  • ページ数:254
  • 判型:A5
  • 定価(税込): 3,080円

 日本自動車企業の強みであるすり合わせ型の開発能力は、海外移転が困難だといわれてきた。その中でトヨタの米国開発拠点は、米国人の開発責任者とプロジェクトチームによる現地開発を2012年に成し遂げた。欧米におけるトヨタの自動車開発の発展過程を分析し、開発能力の海外移転を含む製品開発の国際展開について解明する。

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  • 書籍紹介

【目次】
第1章 製品開発の国際展開
 1 本書の目的
 2 自動車企業における製品開発
  2.1 日本自動車企業の製品開発の特徴
  2.2 製品開発の活動と流れ
 3 開発機能の国際展開
  3.1 製品開発の国際展開
  3.2 製造企業の国際化
 4 本書の構成

第2章 先行研究の検討
 1 はじめに
 2 製品開発マネジメントの研究
  2.1 合理的な計画としての製品開発
  2.2 コミュニケーションのネットワークとしての製品開発
  2.3 製品開発の国際展開とコミュニケーション
  2.4 製品開発のプロセス
 3 自動車開発マネジメントの研究
  3.1 Clark and Fujimoto(1991)の研究
  3.2 重量級プロダクト・マネジャー(HWPM)と自動車開発
  3.3 延岡(1996)の研究
  3.4 トヨタのセンター制組織
  3.5 Aoshima(1996)の研究
  3.6 企業間協働による製品開発
  3.7 共同開発にかんする研究からの示唆
 4 製品アーキテクチャの研究
  4.1 製品アーキテクチャと自動車開発
  4.2 製品アーキテクチャと組織能力
  4.3 日本自動車企業の開発優位の持続
  4.4 欧米企業によるすり合わせ型の開発能力の導入
  4.5 日本企業の海外拠点におけるすり合わせ型の開発能力の導入
 5 製品開発の国際化の研究
  5.1 岩田(2002)の研究
  5.2 椙山(2009)の研究
  5.3 開発能力の海外拠点への移転
  5.4 製品開発における国際拠点間の分業
  5.5 海外開発拠点における人材の現地化
 6 結論

第3章 トヨタ自動車の国際事業活動
    -輸出と海外生産を中心に-
 1 はじめに
 2 国内・海外における販売と生産
  2.1 国内販売、輸出、海外生産
  2.2 国内生産
 3 輸出
  3.1 車種別・市場別の輸出の概要
  3.2 市場別の輸出
 4 海外生産
  4.1 海外生産と国内生産、欧米生産の概要
  4.2 市場別の海外生産
 5 輸出と海外生産
  5.1 海外販売車の供給手段としての輸出と海外生産
  5.2 市場別の輸出と海外生産
  5.3 トヨタと日本自動車企業の比較
 6 結論

第4章 事例分析の枠組みと方法
 1 はじめに
 2 製品開発の国際展開にかんする諸側面
  2.1 開発能力の海外移転
  2.2 国際拠点間の分業
  2.3 開発工数の変動への対応
 3 事例分析の方法

第5章 トヨタの米国開発拠点における製品開発
 1 米国TTCの設立とリエゾン開発
  1.1 米国TTC前史
  1.2 輸出の急増と現地事務所の設置
  1.3 ニューヨーク開発事務所アナーバー分室の設置
  1.4 米国TTCの設立
  1.5 北米生産の開始
  1.6 リエゾン業務の始まり
  1.7 北米開発拠点の再編
  1.8 新米国TTCの開設
  1.9 米国TTCの組織の拡大
  1.10 プリモス分室とアリゾナ分室の開設
  1.11 デザイン拠点CALTYの概要
 2 米国TTCにおける車両開発
  2.1 車両開発の現地移管
  2.2 「カムリ・クーペ」の開発
  2.3 「アバロン」の開発
  2.4 「4代目カムリ」の開発
  2.5 「4代目カムリ」の開発の特徴
  2.6 「4代目カムリ」の開発体制
  2.7 米人技術者の採用と育成
  2.8 「2代目アバロン」の開発
  2.9 「5代目カムリ」の開発
  2.10 日本本社からの技術者派遣による現地支援
  2.11 「2代目シエナ」の開発
  2.12 「2代目シエナ」の開発体制
  2.13 車両開発の移管における問題点
 3 米国TTCにおける車両開発の全面移管
  3.1 現地封じ込め車の企画・設計の移管
  3.2 米人主体の組織への転換
  3.3 米人技術者の職務意欲の向上
  3.4 車両開発の現地完結化
  3.5 現地開発への日本本社からの支援
  3.6 黒子に徹した日本本社
  3.7 「2代目カムリ・ソラーラ」と「3代目アバロン」の開発体制
  3.8 「2代目カムリ・ソラーラ」の開発
  3.9 「3代目アバロン」の開発
  3.10 「2代目タンドラ」の開発
  3.11 開発拠点の拡充
  3.12 「ヴェンザ」と「3代目シエナ」の開発
  3.13 CV車における高い本型率の実現
 4 現地開発へのさらなる変革
  4.1 グローバルビジョンと世界地域別の組織体制
  4.2 米人CEの登用
  4.3 米人CE登用の効果
  4.4 日本本社における米国開発車の開発センターの設置
  4.5 新たな車両開発のプロセス
  4.6 日本本社における「カムリ」の開発との連携強化
  4.7 生産部門との連携による開発試作機能の強化

第6章 トヨタの欧州開発拠点における製品開発
 1 欧州TCの設立からリエゾン業務の開始
  1.1 欧州TC前史
  1.2 欧州TCの設立
  1.3 欧州生産の本格化
  1.4 リエゾン業務の開始
  1.5 ドイツ拠点の展開
  1.6 欧州生産の拡大とリエゾン業務の展開
 2 欧州TCにおける車両開発
  2.1 欧州TCへの開発移管の背景
  2.2 「2代目ヤリス」の開発
  2.3 「3代目アベンシス」の開発
  2.4 技術者の派遣を通じた拠点間連携
  2.5 欧州人技術者の専門能力の育成
  2.6 設計技術者と評価技術者の能力形成
  2.7 欧州TCにおける組織再編
  2.8 設計機能と評価機能の統合
 3 リーマンショック後の開発移管
  3.1 新たな開発移管のアプローチ
  3.2 欧州生産車の年次モデルの開発移管
  3.3 欧州TCにおける開発機能の移管・強化
  3.4 継続的な商品の向上
  3.5 開発能力の向上とフルモデルチェンジへの効果
  3.6 開発工数の平準化
  3.7 現地部品調達への効果
  3.8 新車開発におけるシェアード・デベロップメント
  3.9 日本本社の先行開発との連携
  3.10 現地企業とのシェアード・デベロップメント

第7章 海外開発拠点におけるすり合わせ型能力の実現
 1 はじめに
 2 発見事実と示唆
  2.1 車両開発の海外移管
  2.2 開発能力の海外移転
  2.3 欧米企業におけるすり合わせ型能力の導入との違い
  2.4 国際拠点間で連携するタスクの管理
  2.5 国際拠点間での双方向のすり合わせ
  2.6 製品開発の仕組みの現地適応
  2.7 開発拠点における工数変動
 3 今後の課題
  3.1 開発能力の国際移転の分析
  3.2 より長期的で広範な分析
  3.3 世界的な開発体制という視点からの分析
  3.4 製品開発の国際展開のとらえ方

補章 日本自動車企業の国際事業活動の動向
   -輸出と海外生産を中心に-
 1 はじめに
 2 国内販売、輸出、海外生産
 3 輸出
  3.1 車種別・市場別の概要
  3.2 市場別の輸出
 4 海外生産
  4.1 海外生産と国内生産、市場別生産の概要
  4.2 市場別の海外生産
 5 輸出と海外生産
  5.1 海外販売車の供給手段としての輸出と海外生産
  5.2 市場別の輸出と海外生産
 6 結論

参考文献
あとがき
索引
付記


【著者プロフィール】
石井真一(いしい・しんいち)
大阪市立大学大学院経営学研究科教授、博士(経営学)


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