日本発のマーケティング
 

日本発のマーケティング
  • 清水聰 著
  • 発行年:2013/06/25
  • ISBN:978-4-8051-1019-5
  • Cコード:C3063
  • ページ数:300
  • 判型:A5
  • 定価(税込): 3,960円

 日本におけるマーケティング論は、欧米から輸入された理論をそのまま取り込む形で発展してきたが、日本人と欧米人とでは、その経済環境や生活環境、思考回路などあらゆる面で違いがあり、欧米の理論をそのままあてはめるのには無理がある。本書ではそのような問題意識のもと、日本人の特性と近年の急速なインターネットの発展を視野に入れた、新しいマーケティング研究のあり方、新しいマーケティングの理論を提示し,世界で戦えるマーケティング理論の構築を提起する。

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  • 書籍紹介

【目次】
はじめに
第1章 日本の消費者をめぐる最近の動向
 1-1 消費者のメディア利用の実態
 1-2 消費者のメディアの使い分けについて
 1-3 消費者クラスターの経年変化
 1-4 インターネットによって得ている情報
 1-5 結論と今後の示唆

第2章 包括的意思決定プロセスの変化―発信型消費者の登場―
 2-1 刺激反応型と情報処理型
 2-2 発信型消費者を加味した包括的意思決定モデルの意義
 2-3 クチコミ効果を考慮した包括的モデル
 2-4 AISAS®理論の実証
 2-5 インフルエンスしてもらう状況
 2-6 満足および情報共有を導くメディア接触
 2-7 結論と今後の示唆

第3章 ブログの効果測定―量的側面と質的側面―
 3-1 ネット上の情報に関する過去の消費者行動研究のレビュー
 3-2 ブログの量的な効果測定
 3-3 ブログの質的効果測定
 3-4 肯定的なブログの効果
 3-5 結論と今後の示唆

第4章 コミットメントの研究
 4-1 スーパーマーケットにおける販売の現状
 4-2 ロイヤルティとコミットメント
 4-3 データの説明と分析
  4-3-1 ロングセラーの顧客分析
  4-3-2 感情的コミットメントの時系列変化
 4-4 結論と今後の示唆

第5章 発信する消費者の態度形成メカニズム
 5-1 ELMの概念
 5-2 ELMとインターネット環境
 5-3 分析データの説明
 5-4 分析結果
 5-5 結論と今後の示唆

第6章 コミュニケーション型生活者の登場
 6-1 CRMの考え方
 6-2 コミュニケーション型生活者とは
 6-3 コミュニケーション型生活者の特徴
 6-4 コミュニケーション型生活者を管理する意義
 6-5 結論と今後の示唆

第7章 「そら耳」の研究
 7-1 ライフスタイル研究の隆盛
 7-2 ブランド診断の方法
 7-3 ブランド連鎖の考え方
 7-4 作成されたセグメントとプロフィール
 7-5 セグメントとブランド評価
 7-6 セグメントとエンド陳列の評価
 7-7 結論と今後の示唆

第8章 『目利き』の研究
 8-1 新製品の需要予測
 8-2 先端層の研究
 8-3 『目利き』研究の仕組み
 8-4 分析結果
 8-5 『目利き』のプロフィール
 8-6 結論と今後の示唆

第9章 情報発信時代のブランド評価
 9-1 キキミミパネルの設定
 9-2 キキミミパネルを用いたブランド評価
 9-3 ライン拡張の効果と測定
 9-4 結論と今後の示唆

第10章 新しい意思決定プロセス―循環型コミュニケーションモデル―
 10-1 これまでの章から明らかになったこと
 10-2 新しい:循環型マーケティングへ
 10-3 実験調査の概要と結果
 10-4 結論と今後の示唆

索引


【著者プロフィール】
清水 聰(しみず・あきら)
慶應義塾大学商学部教授、博士(商学)
専門領域:消費者行動論,マーケティング戦略


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