まえがき
第I部 再び「プロ経営者」の時代が来た
1 世界一のウィスキー会社を目指し、問われる力量
――新浪剛史(サントリーホールディングス)
2 ドメスティックな住宅設備会社からグローバルなテクノロジー企業へ
――藤森義明(リクシルグループ)
3 「デフレの勝ち組」からの転落。日本マクドナルド時代の経営手法に疑問符
――原田泳幸(ベネッセホールディングス)
4 人の首を切らずに儲かる会社に変えるマジック
――松本晃(カルビー)
5 マーケティングの達人が挑むブランドの復活
――魚谷雅彦(資生堂)
6 日の丸半導体の企業体質を変えようと苦闘した「石臼」
――作田久男(前ルネサスエレクトロニクス)
7 有終の美を飾れなかったプロ経営者・レジェンドの光と影
――八城政基(元新生銀行)
8 上場廃止のショック療法を敢えて勧める再生請負人
――水留浩一(あきんどスシロー)
第II部 戦前は「プロ経営者」の時代だった
1 はじめに
2 財界主流派を形成する企業経営者たち
――宮島清次郎と「財界四天王」の時代
3 細君のいいなりになる男は役に立たないと看破
――M&Aで電力王へ駆け上がった松永安左エ門
第III部 最後の「プロ経営者」と大衆消費時代のパイオニアたち
1 はじめに
2 火中の栗を拾った明治男の気骨
――「財界総理」石坂泰三と土光敏夫
3 大衆消費時代のトップランナー
――煉獄の日々から立ちあがった松下幸之助
4 日本発で世界初のものを創ってこそ人より先に進むことができる
――もの作りのモットーはこれだ!! 井深大
5 助っ人に駆けつけたドクター社長
――キヤノンを世界に飛翔させた経営の素人、御手洗毅
あとがき
【著者プロフィール】
有森 隆(ありもり たかし)
ジャーナリスト
30年間全国紙で経済記者を務めた後、独立。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。
著書に『経営者を格付けする』(草思社)、『海外大型M&A 大失敗の内幕』(さくら舎)、『リーダーズ・イン・ジャパン 日本企業 いま学ぶべき物語』(実業之日本社)など多数。
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