旅の根源史
映し出される人間欲望の変遷

旅の根源史
  • 田村正紀 著
  • 発行年:2013/05/10
  • ISBN:978-4-8051-1015-7
  • Cコード:C0030
  • ページ数:360
  • 判型:四六
  • 定価(税込): 3,080円

 旅の様式は日常生活で満たされない欲望を映し出す。千数百年に及ぶその通史によって、各時代における旅様式の大転換の諸相を解明し、現代観光に至る道筋を展望する。万華鏡のごとく多様なパターンを見せる現代人の旅を理解するには、旅にかける人間欲望の変遷の歴史を知らねばならない。

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  • 書籍紹介

【目次】
はしがき
Ⅰ 流離の悲哀―古代の旅―
●律令国家の旅のインフラ
●納税の旅
●防人の旅
●遣隋使・遣唐使の旅
●国司たちの旅
●古代貴族の享楽主義
●日本的自然観の誕生
●古代のたそがれ

Ⅱ 比較と漂泊―中世の旅―
●無常の時代
●新しい旅先としての鎌倉―比較のまなざし―
●経済と文化の互酬路としての東海道
●流通発展と商人の旅
●地方都市との旅行ネットワーク
●漂泊の個人旅の先駆者
●出世欲望の昇華
●歌枕の地

Ⅲ 非日常的享楽と風雅の発見―近世前期の旅―
●異邦人のまなざし
●整備された旅のインフラ
●行き交う多様な旅人
●太平時代の到来
●風穴としての参勤交代
●三都の発展
●無聊な日常生活
●享楽の都
●帰り道
●町人の生活価値
●風狂の旅
●風雅の世界

Ⅳ 日常世間からの解放―近世後期の旅―
●太平の世の憂鬱と閉塞感
●揺れ動く幕府の施策
●暗い世相での鬱憤のはけ口
●旅欲望の高まり
●巡礼旅行先としての伊勢
●伊勢参宮の旅行商品化
●伊勢参宮道中の魅力
●古市での精進落とし
●一般大衆のお蔭参り
●気ままな個人旅へのあこがれ
●内奥・僻地への旅
●辺境への旅

Ⅴ 憂国と文明輸入―近代の外国旅―
●近代の夜明け
●迫る列強侵略の脅威
●幕末の海外渡航者―幕府による派遣―
●諸藩からの密航留学生
●留学生の公式派遣
●アイデンティティの模索
●留学の効用

Ⅵ 日本美の再発見―近代の国内旅―
●旅路の大転換
●鉄道で変わる空間移動
●ホテルの誕生
●観光コンセプトの芽生え
●国内旅行業の誕生
●山旅の始まり
●都市近郊・田園美の発見
●日本美の公式化
●温泉旅

Ⅶ 観光権力と個人旅行―現代の旅―
●自由平等と大衆消費市場
●組織型旅行需要の取り込み
●修学旅行と社員旅行の観光化
●一般旅行者の団体化
●旅の観光産業化
●観光権力の発生
●生活価値の転換
●観光権力のたそがれ
●万華鏡としての個人旅行

参考文献


【著者プロフィール】
田村正紀(たむら・まさのり)
神戸大学名誉教授、商学博士
1940年大阪市生まれ。1966年神戸大学大学院経営学研究科 博士課程中退後、神戸大学経営学部助手、同大学専任講師、助教授、教授、流通科学大学流通科学研究所教授兼所長などを経て、現在、同志社大学特別客員教授。


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