はじめに
関連年表
Ⅰ 第一次世界大戦と在独日本人の運命
1 大戦までの日本とドイツ
2 大戦勃発と日本大使館の対応
♦ 大戦勃発直後の「日本人気」
♦ 「変わり果てたる」ベルリン
♦ 日本人は敵か味方か
♦ 小泉信三の見たベルリン
♦ 日本の対独最後通牒
♦ 前田利為のドイツ脱出
♦ 河上肇のドイツ脱出
♦ 山田潤二のドイツ脱出
♦ 日本人の拘禁が始まる
♦ 日本大使館の撤収
3 抑留された日本人たち
♦ 第一次世界大戦期の民間抑留問題
♦ 日本人の抑留から釈放まで
(1)槇田麟一
(2)梅本虎雄
(3)小田部荘三郎
♦ 留学から抑留へ
♦ 過酷な抑留生活
♦ 「自由の天地」スイスへ
(4)旅芸人たち
(5)沢田豊
4 残留した日本人たち
(1)辻高衝
(2)藤沢謙之助
(3)及川茂信
(4)お兼
(5)ベルツ花
(6)スモレンスキー
5 忘れられた「総力戦」経験
Ⅱ 植村尚清「ドイツ幽閉記」
解題
♦ 植村尚清の経歴
♦ ドイツでの抑留生活
♦ 加藤高明外相と植村尚清
♦ 「ドイツ幽閉記」について
凡例
植村尚清「ドイツ幽閉記」
1 抑留されるまで
♦ チェコ留学
♦ 第一次世界大戦勃発直後のドイツ旅行
♦ ドイツ脱出の決心
♦ 脱出直前の拘留
2 抑留生活の開始
♦ 最初の一日
♦ 監獄の住人たち
♦ もう一人の日本人、野田松次郎
♦ フランス人ラビスエール
♦ 旅芸人の生活
♦ 一週間経過
♦ 初めて書いた遺書
♦ 義侠心のある男、ベルギー人ミューレン
♦ 故郷に手紙を書く
♦ ベルギー人ベルトラント
♦ 秋の気配
♦ 歌を詠む
3 長引く抑留生活
♦ フランス人ゲイヤール
♦ 名誉領事シンチンゲルの激怒
♦ 日本領事館に手紙を書く
♦ ミューレンとの再会
♦ 家族の夢を見る
♦ 日本人抑留者についての情報
♦ 再び日本領事館に手紙を書く
♦ トランクの到着
♦ 募る望郷の念
♦ 無我夢想の修養に努める
♦ 陰鬱な日々
♦ 三度日本領事館に手紙を出す
♦ 地獄の沙汰も金次第
4 釈放そしてドイツからの出国
♦ 幸福なる日は来た
♦ 忘れられないケルン市
♦ 群衆から罵声を浴びる
♦ ウルムの牢獄
♦ スイスへ入る
5 スイス留学と日本帰国
♦ チューリッヒ大学
♦ モナコウ先生
♦ 御暇乞い
♦ 兄俊二チューリッヒに来る
♦ ミューレン君、ゲイヤール君
♦ チューリッヒ市出発
♦ チューリッヒその他で眼に映じたことども
♦ スイス出発
♦ イギリス及びイギリス人の思い出
♦ 大西洋の航海
♦ アメリカで野口英世博士に面会する
♦ ナイヤガラからシカゴへ
♦ 太平洋
♦ 帰国
おわりに
【著者プロフィール】
奈良岡 聰智(ならおか・そうち)
京都大学大学院法学研究科教授、博士(法学)
1975年青森県生まれ。1999年京都大学法学部卒業。2004年京都大学大学院法学研究科博士課程修了。京都大学大学院法学研究科助教授・准教授を経て、2014年より京都大学大学院法学研究科教授。専門は政治学(日本政治外交史)。
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