実践ソーシャルイノベーション
知を価値に変えたコミュニティ・企業・NPO

- 野中郁次郎・廣瀬文乃・平田透 共著
- 発行年:2014/06/04
- ISBN:978-4-8051-1033-1
- Cコード:C3034
- ページ数:356
- 判型:四六
- 定価(税込): 2,970円
地域社会を活性化させ、そこに新しい産業や政治的・経済的プロセスを生み出した具体的なケース(物語)を紹介しながら、如何なるリーダーシップがどのような実践によって改革と再生を成し遂げたのかを分析します。
- 書籍紹介
【目次】
はじめに
第1章 新たな社会への模索
1 知識を価値へ、新たな秩序の体系へ
2 日本的価値観の変化
3 日本社会の転換点
第2章 知識視点からのソーシャル・イノベーションとは
1 社会的変化
2 ソーシャル・イノベーション誕生の背景と現状
3 ソーシャル・イノベーションの先行研究
4 知を基盤とする社会変革――知をつなぐコミュニティへの変革
第3章 7つのケーススタディ
1 霞ヶ浦の再生事業――アサザプロジェクト
はじまり
プラットフォーム構築:環境と社会の重層的ネットワーク
アサザプロジェクトの社会変革
2 葉っぱビジネスとワーク・イン・レジデンス――徳島県上勝町・神山町
株式会社いろどりと葉っぱビジネスの奇跡――上勝町
上勝町とは/意図的な「異分子」の導入
実践からの気づき/住民参加の地域振興
ゼロ・ウェイストのまちづくり
老人ホームのないまちづくり
いろどりビジネスのインパクト
ワーク・イン・レジデンスとサテライトオフィス――神山町
活動のはじまりと広がり
人の関係が人を呼ぶ
サテライトオフィスのアイデア
人を育てる
ゆるい連結と自律分散型のリーダーシップ
3 過疎と少子・高齢化の地域改革――島根県隠岐郡海土町
海土町の概要
首長の危機感
実践と課題
価値観の転換
人材育成プロジェクト
海土町の社会変革
4 市民協働のまちづくり――東京都三鷹市
きっかけ
三鷹市の現在と過去
市民協働のまちづくり:市民プラン21会議への組織化
仕組みの体系化
今後のまちづくりディスカッションの方向性
未来へ向かって
三鷹市の社会変革
5 企業理念を実践に移す活動―エーザイ株式会社
基本理念の刷新
hhc理念の実践
未来志向の活動
6 アートサイト直島――株式会社ベネッセホールディングス・福武財団
きっかけ
ベネッセの企業理念と福武のビジョン
世界に開かれた町:直島
廃棄物の島からの脱却:豊島
廃墟の再生と共鳴:犬島
世界へのひろがり:瀬戸内国際芸術祭
現代社会への提言として
7 くもん学習療法センター――株式会社日本公文教育研究会
公文式学習法から学習療法への発展
高齢者介護施設での展開
地方公共団体やNPOなどでの展開
アメリカへ、そして世界へ
地域コミュニティの触媒として
第4章 ソーシャル・イノベーションの要件
1 衆知を創発する知識創造プロセス――暗黙知と形式知の相互変換
2 実践知のリーダーシップ――暗黙知・形式知の相互変換を起こすフロニモス
3 暗黙知・形式知・実践知のダイナミック・トライアドが社会変革を推進する
第5章 知識創造コミュニティを創る――まとめにかえて
1 共通善の実現をめざし実践する「知創コミュニティ」
2 社会変革を持続させるために
註
主要参考文献ほか
あとがき
【新聞 書評・記事】
週刊 東洋経済(2014年07月26日付)
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