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日本史

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近代日本経済の形成

松方財政と明治の国家構想

室山義正 著

 近代化の道を歩み始めたばかりの日本にとって、如何なる財政政策を選択するかは、どのような国家のあり方を目指すかという問いと同義だった。

近代日本経済の形成
発行年月
2014年5月12日
著者
室山義正   
定価
3,456円(税込)
ISBNコード
ISBN-13: 978-4-8051-1035-5
Cコード
Cコード: C3021
書籍サイズ
四六判 368頁

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目次・内容紹介


【目次】
序章  松方財政の時代像
  松方財政を覆うヴェール
  松方財政のイメージと研究史
  経済実像へのアプローチ
  本書の狙い
  松方財政の刻印
  本書の構成

第1章 大隈財政から松方イニシアティブへの転換
 1 大隈の積極財政論
  大隈のインフレ認識と政策
  新たな大隈ヴィジョン
  外債論の登場
  積極政策論と勧業政策転換の相克
  外債論をめぐる論争と佐野大蔵卿の財政論
 2 政策の揺らぎと明治一四年の政変
  地租米納論の浮上
  米納反対論と井上馨の財政論
  過渡期の政策対立
  大隈積極政策の集大成
  明治一四年政変の含意と政策転換

第2章 松方の政策思想と財政イニシアティブ
 1 松方構想の生成
  松方財政の座標軸
  鉄道論と外資導入への警戒
  勧農要旨
  財政管窺概略
  財政議と日本銀行設立
  財政議の再提出とその背景
  松方の政策感覚
  政変のインパクトと不退転の紙幣整理
  政策信認とインフレ期待
 2 松方財政の構造変化と帰結
  松方財政の基本構想
  初期の松方財政
  軍備拡張問題への財政対応
  健全財政と軍備拡張
  会計年度変更と軍備部廃止
  海軍公債発行と国債整理
  鉄道建設と機動的財政措置
  景気回復の実感

第3章 銀円物価と紙円物価の動態
 1 紙幣円物価と銀貨円物価の推移
  二つの物価
  「二つ」の貨幣相場変動の経済的影響
  大隈のインフレ認識と物価
  佐野イニシアティブへの反応
  松方財政が物価に与えた影響
  農産物と製造業製品の価格指数の乖離
 2 インフレ率とインフレ期待の変動
  二つの「インフレ」率
  紙幣円ベースのインフレ率と期待インフレ率
  紙円ベースの期待インフレ率と金利の動向
  銀貨円ベースのインフレとインフレ期待

第4章 マクロ経済の動態と変動要因
 1 「紙円」GNPと「銀円」GNP
  GNPの「銀円表示」
  紙円ベースと銀円ベースのマクロ経済の動き
  「暫定的」実質系列と銀貨系列
 2 経済成長の要因分析
  紙円GNP成長率の変動要因
  銀貨円ベースの経済変動
 3 松方財政下における景気回復のメカニズム
  大隈財政期のマクロ経済の停滞
  松方財政期のマクロ経済の回復
 4 景気回復へのGNP項目別寄与の動態
  純輸出の成長寄与と為替相場
  主要品目の輸出入の動向
  政府購入の寄与
  個人消費と投資の動向

第5章 各経済主体の所得変動と行動変化
 1 所得変動と消費変化
  米価騰落と農民経済
  農業部門全体の所得・税負担状況とその含意
  士族や公務員の所得と消費
  近代産業および在来産業の賃金・所得状況
  経済成長と個人消費
 2 通貨環境の変化と経済行動の変化
  混合流通制度下における経済行動とインフレ期待
  通貨現在高の推移
  政府部門における行動変化
  海外荷為替制度の銀円ベース運用
  「準備金」保有国債の紙幣との交換
  在来綿業へのインパクト
  銀円環境への転生

終章 「松方デフレ」のヴェールと経済の実相
  大隈財政から松方財政へ
  紙幣物価のヴェールと経済の動態
  銀貨の復帰と「インフレ期待」の転換
  松方財政の実像
  松方財政のインパクトと政策遺伝子


あとがき
主要参考文献
主要事項索引
主要人名索引


【著者プロフィール】
室山義正(むろやま・よしまさ)
九州大学経済学部教授、拓殖大学大学院政治行政研究科教授を経て執筆業に専念


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